自分を褒めて自己肯定感UP!認知行動療法が教えてくれる、あなたらしさを大切にする方法!
コラム
「もっと自分を褒めよう」とはよく聞く言葉ですが、なかなか実践できない方も多いのではないでしょうか。
でもご安心ください!
認知行動療法という心理療法の考え方を活用すれば、無理なく自分を褒める習慣を身につけることができます。
今回は、自己肯定感を高めるための具体的な方法を、認知行動療法の視点からご紹介します。
なぜ「自分を褒める」が大切なの?
自己肯定感とは、自分自身を肯定的に捉え、価値があると感じることです。
自己肯定感が高い人は、ストレスに強く、困難な状況にも立ち向かうことができると言われています。
認知行動療法では、私たちの感情は、ある出来事に対する考え方(認知)によって大きく左右されると考えます。つまり、同じ出来事でも、どのように解釈するかによって、感じる感情がポジティブになったりネガティブになったりするのです。
「失敗した」という出来事があったとします。
ネガティブな考え方:「やっぱり私はダメだ」「何もできない」
ポジティブな考え方:「今回はうまくいかなかったけど、次に繋がる経験ができた」「次はもっと上手くできるかもしれない」
このように、同じ出来事でも、考え方一つで感情は大きく変わります。
自分を褒めることは、このようなネガティブな考え方を打ち消し、自己肯定感を高めるための有効な手段なのです。
認知行動療法で自分を褒める方法
小さな成功体験を積み重ねる:目標を小さなステップに分解し、達成できたことを具体的に褒めましょう。「今日はレポートを1ページ書いた!」「新しいレシピに挑戦して美味しかった!」など、些細な成功体験でも構いません。
過去の自分を振り返る:これまで乗り越えてきた困難や、達成した目標を思い出しましょう。「あの時、あんなに頑張った自分ってすごい!」と、過去の自分を褒めることで、自己肯定感を高めることができます。
自分の良いところを探す:外見、性格、能力など、自分の良いところを3つ以上書き出してみましょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日続けることで、自然と自分の良いところが見つかるようになります。
「〜べき」の言葉を避ける:「完璧でなければならない」「もっと努力しなければ」といった「〜べき」という言葉は、自分を追い詰めてしまいます。完璧を求めるのではなく、今の自分を受け入れることが大切です。
肯定的な言葉を使う:「ダメだ」「できない」といった否定的な言葉ではなく、「できる」「大丈夫」といった肯定的な言葉を使うように心がけましょう。
自己対話をする:辛い時や自信がない時は、自分自身に優しく語りかけましょう。「大丈夫、きっとできるよ」「頑張っているんだから、自分を褒めてあげよう」といった声かけは、心の支えになります。
自分を褒める習慣を続けるために
日記をつける:毎日起きたことの中で、良かったことや感謝できることを書き出す習慣をつけましょう。
アファメーションを繰り返す:自分がなりたい姿や、叶えたいことを言葉にして、毎日何度も繰り返しましょう。
周りの人に感謝の気持ちを伝える:人から感謝されたり褒められたりした時は、素直に喜んで受け止めましょう。
専門家のサポートを受ける:どうしても一人で自己肯定感を高められない場合は、カウンセラーや心理士に相談することも検討しましょう。
まとめ
自分を褒めることは、自己肯定感を高め、より豊かな人生を送るための第一歩です。
認知行動療法の考え方を参考に、ぜひ今日から実践してみてください。
ポイント
小さな成功体験を積み重ねる
過去の自分を振り返る
自分の良いところを探す
「〜べき」の言葉を避ける
肯定的な言葉を使う
自己対話をす
大切なのは、自分を大切にすることです。
ゆっくりと、そして着実に、あなたらしい自分を見つけていきましょう。